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市民らの同人誌「梟」創刊 小説やエッセー多彩に 3月には第2号(2011年12月28日山形新聞)

清野春樹さん
同人誌「梟」第1号とグループふくろう代表の清野春樹さん(S43卒)=米沢市

 米沢市民を中心にした同人誌「梟(ふくろう)」がこの秋発行された。小説やエッセーなど多彩な内容となっており、同紙を発行するグループふくろうは2012年3月にも第2号を発行する予定で準備を進めている。
 グループふくろうの代表を務めるのは山形市の東海大山形高で社会科の非常勤講師を務める清野春樹さん(62・S43卒)=米沢市城西2丁目=。清野さんは、教員仲間らが集まり創刊され、34年の歴史を持つ同人誌「杜(もり)」の編集長も10年ほど前から務めている。
 「梟」の創刊は米沢にも文学仲間をつくろうと、清野さんが生涯学習事業「米沢鷹山大学」で「小説・エッセー講座」をスタートさせたことがきっかけ。10年度の秋から半年間にわたって作品の合評などを行った講座の集大成が収められている。
 第1号には、マラソンを趣味にしている筆者が各地のマラソン大会で出会った人との触れ合いを描いたエッセー「走る」や、妻と愛人の間で揺れ動く男の心の葛藤や悲しみをつづった「真紅の薔薇(しんくのばら)」など計5本の作品を掲載。印刷された100部は、ほとんど売り切れたという。
 清野さんは「ものを書き、交流することは確固たる自分を見つけることにつながる。文章を書くことで自分を省みることができる」と同人誌発行の意義を語る。来年度以降も鷹山大学の講座を続けながら、発行の継続を目指していきたいという。

 

12月28日山形新聞