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偉大な投手 地域の誇り 野球殿堂入り 故皆川睦雄さん(S29卒)顕彰看板お披露目
出身地 米沢・山上地区のコミセン内 (2011年8月16日山形新聞)

故皆川睦雄氏の顕彰看板
故皆川睦雄さん(S29卒)の出身地に立てられた顕彰看板=米沢市山上コミュニティセンター

 プロ野球南海ホークスで活躍し、今年名球界入りした往年の名投手・故皆川睦雄さん(S29卒)の出身地である米沢市山上地区に、皆川さんの功績をたたえる看板が立てられた。偉大な選手を顕彰するとともに地域の誇りとしてその存在を後世に伝えていこうという地元住民の思いが込められている。

 皆川さんは1935(昭和10)年に同市関根に生まれ、関根小、山上中、米沢西高(米沢興譲館高)を経て54年に南海ホークスに入団。71年に退団するまで221勝を挙げた。68年には年間31勝で最多勝を獲得。その後30勝以上の当主は出ておらず「最後の30勝投手」と言われている。
 山上コミュニティセンター(佐藤庄作館長)の敷地内に立てられた看板は縦90センチ、横120センチのステンレス製。「皆川睦雄氏生誕の地」の表記に加え、出生から殿堂入りまでの主な経歴が記されている。右横手投げのしなやかなフォームをとらえた写真もプリントされており、いつまでもその雄姿を伝えられる仕上がりだ。
 同センターは昨年夏、地域活性化の方策を検討するため、地区民による企画広報委員会を組織して地元の「宝」を掘り起こして再評価する事業を始めた。皆川さんは「人物」の分野で対象に浮上。今年1月に野球殿堂入りが決定したことを契機に「皆川睦雄氏をたたえる有志の会」(伊藤操会長)の設立と顕彰看板の設置が決まった。
 「地元からこのような素晴らしい人が羽ばたいていったことを伝えていくと同時に、自分たちも負けずに頑張ろうという気持ちになってもらいたい」と思いを語る伊藤会長。看板は14日に開かれた地区の夏祭りに合わせお披露目された。

8月16日山形新聞