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都市環境や協働、限界集落問題まで まちづくり詳しく解説 
米沢の香坂さん(S41卒)が出版 (2010年2月5日山形新聞掲載記事)

香坂文夫さん
香坂文夫さん(S41卒)

 

市民目線で分かりやすく
  米沢工業高で環境工学や建設系の生徒を教えてきた元教諭の香坂文夫さん(62・S41卒)=米沢市城北2丁目=が先ごろ、都市環境や協働のまちづくりなど、市民が知っておきたい基礎知識を分かりやすく解説した「よくまちづくり読本」(技報堂出版)を出版した。

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まちづくり読本

市民が知っておきたい「まちづくり」の基礎知識を紹介した「よくわかるまちづくり読本」

 香坂さんは、置賜農業高、2008年に定年退職後は、市都市計画審議会委員や観光ボランティアガイド「おしょうしなガイドの会」会員などを務めている。教諭時代、主に建設やまちづくりに関する授業を専門にしていたことから、「まちづくりについて日ごろ考えていたことを市民の立場でまとめてみた」と語る。
  A5判、208ページ「環境問題」「都市景観」「協働のまちづくり」など、12の章で構成。人口減少社会や過疎・限界集落、中心商店街の空洞化といった現代のまちづくりが抱える課題を市民目線で解説する一方、コンパクトシティ、ユニバーサルデザインなど、最新のまちづくりの考え方などを分かりやすく紹介している。
  「まちづくりは行政に任せきりではなく、市民自らが考える時代になっている」と香坂さん。そのための課題を整理し、解決策を見つけ出すためのポイントを集約した。1つのテーマに就き、見開きの2ページ以内で紹介するなど、ポイントをつかんで解説しているのが特徴だ。
  静岡県磐田町の協働のまちづくり、世界遺産に登録されている白川郷(岐阜県)の景観保全の取り組みなど、具体的な先進事例も紹介している。定価2,800円(税別)。全国の主要な書店で取り扱う。インターネットでの購入も可能となっている。

2月5日山形新聞