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 「遊具整備に使って」 100歳高森さん(S3卒)米沢市に100万円
賛同者の寄付金と合わせ(2009年12月2日山形新聞掲載記事)

高森務さん
市役所を訪れ、100万円を寄付した100歳の高森務さん(S3卒)

 

 前米沢市児童文化協会長の高森務さん(100:S3卒)=米沢市城西1丁目=が30日、市役所に安部三十郎市長を訪ね、「子どもたちが遊ぶための遊具整備に使って」と、賛同者から募った寄付金と合わせて、計100万円を贈った。

 小学校教員を務め、屋代小(高畠町)の校長で教職を退いた高森さんは、米沢児童文化協会の設立、運営や「米沢こども新聞」発行に携わるなど、長く青少年の健全育成活動に当たってきた。数え100歳を迎えた昨年は、多くの教え子や友人、知人らが祝う会、記念水彩画展などを開催し、その健勝と功績をたたえた。高森さんはこれらへの感謝を込め、市への寄付を決めたという。
  同市丸の内1丁目の「松が岬第2公園」は、1986年から5年がかりで、高森さんらが遊具を寄付したり、花いっぱい運動を展開するなどして、子供たちの憩いの場に整備した。それでも「整備が中途半端になったのが今でも心残り」と高森さん。寄付の半額は、高森さんの志に市内13団体、3個人が賛同し、金額は高森さんの年齢にちなんだ100万円に。
  寄付金は、市内中心部に子供の遊具を整備するために使われる。高森さんは安部市長に目録を手渡した後、「素直で思いやりがあり、命を大切にする子どもたちが育つ環境づくりに役立ててほしい」と語っていた。

 

 

12月2日山形新聞