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無心にプレーして発散 現役卓球選手の市教育委管理部長 関谷知樹さん(S44)
2009年7月4日山形新聞掲載記事

関谷知樹さん

 

 華麗なフットワークと相手を幻惑するカット技術―。米沢市教育委員会教育管理部長の関谷知樹さん(58)=米沢市西大通1丁目=は、卓球の現役選手として活躍する。30年以上の卓球人生で身に付けた熟練の技術を武器に、数々のタイトルを手中にした。

 米沢三中入学時、卓球に出合った。卓球部に入部。一時、文化部に移ったが、3年の時に「部員が足りず大会だけ出てくれと言われ」(関谷さん)再びラケットを手にした。進学した米沢興譲館高でも卓球部に入部。東海大では体育会卓球部に所属し関東学生リーグで活躍した。
  大学、卒業後、郷里の米沢へ戻り、市役所の卓球チームに入った。35歳ごろからは、ラージボール卓球に取り組む。ラージボールは通常より4ミリ大きい直径44ミリのピンポンを使い、ネットも2センチ高い。スピードが緩くなってラリーが続きやすいため、年齢に関係なく、誰もが一緒に楽しめる生涯スポーツだ。
  今は市内のサークル「米沢卓愛会」に所属。多忙な部長職の仕事の合間を縫い、週1回、北部コミュニティセンターで練習に励む。自由自在なスピンで相手を追い込み得点を重ねるプレースタイル。1997年に東京都で開かれた「全国ラージボール卓球大会」の混合ダブルスで優勝した実力者で、東北、県レベルでの大会の優勝は数え切れない。
  今年3月まで米沢地区卓球協会理事長という要職にあった。現在は後進に譲ったが、選手としては現役にこだわる。「適度な運動になり、ボールを思い通りにコントロールできるところ」と卓球の魅力を語る関谷さん。無心でプレーし、ストレス発散にもつながる点も続ける理由だ。今後も全国大会での優勝に向け、練習に汗を流し続ける。

7月4日山形新聞